離婚を考える前に。「夫が理解できない」言動や行動への対処法

好き同士で結婚したものの、一緒に生活していると、どうも理解できない夫の言動や行動。

放っておくと、いつの間にか夫と自分の間に分かり合えないという心の溝まで作って

最悪の場合離婚ということも・・・

巷には、

男女は分かり合えないもの

好き同士で結婚したものの、一緒に生活していると、どうも理解できない夫の言動や行動。

放っておくと、いつの間にか夫と自分の間に分かり合えないという心の溝まで作っ

最悪の場合離婚ということも・・・

そうなる前になんとかしたいものです。

今回は夫が理解できない理由や、対処法についてまとめてみました。

理解できない!夫の行動

夫に限らず夫婦間で起きる理解できない行動や言動は、大きく2つに分けられるのではないかと思います。

その1: 性格、価値観の違い

  • 次の日予定があるのに、二日酔いになる程お酒を飲んで帰ってくる
  • 携帯電話、メガネや文房具など置き場所決めず、よく無くす
  • お前は御飯作ってるだけだろと、他の家事を認めてくれない
  • 通勤用の定期を毎回更新し忘れ、その都度遅刻している
  • 年齢に合わなくてなっているのに、ずっと同じ服装をしている
  • お風呂に入った後あまり体を拭かないで出てくる
  • 急に会社の後輩を家に連れてくる
  • 酔っ払って家のドアの前で寝ている
  • 料理をお願いすると、調味料や材料など高いものばかりで揃えたがる
  • 子供の事になると任せるよと言う割には、学校の事になるとうるさい
  • 運転すると人が変わる(攻撃的になる)

普段からいろいろ苦手な事が多いならまだしも、仕事や普段の話を聞いている限りしっかりしているはずなのに、家では何もしない、だらし無い。変なところでこだわり強い。

付き合ってた時には気づき難く、毎日一緒に居るようになって見えてくるものや、あなたが家族、つまり自分をさらけ出しても離れられることは無いだろうという安心感から出ている行動が多いでしょう。

その2 :育った環境の違い

  • 玄関で靴を揃えない
  • 道に平気で唾を吐く
  • トイレの後手を洗わない
  • 洗濯物をシワシワのまま干す
  • 何度言ってもトイレの便座を下ろさない

これらについては、幼い頃のしつけや、育ってきた家のルールや、付き合っていた友達との関係から生まれる行動だと思います。

夫のこれらの行動が気になるとしたら、あなたは逆にそれをダメな事と認識しているからこそ、なんでそうなの?とイライラするのです。

夫の理解できない言動・行動で一番イヤなものから対処

一度理解できないと思うと、全てが嫌になってくる事がありますが、まずは一番嫌な事から対処していきましょう。

嫌なことを全部書きだしてみる

夫の理解できないことを書き出してみましょう。

そして、これだけは本当に我慢できない!という事を一つ選びましょう。

まずはその一つだけ改善の相談を夫にしましょう。この時、

「こういう所が嫌!理解できない!」

とだけ伝えてしまうと、相手はどうしたら良いのか分からなくなったりするので、具体的にどうしてくれたら嬉しいのか伝えられる様にしましょう。

一番イライラする、またはストレスだと感じる「理解できない行動や言動」が改善された時、以前より心が軽くなっている様であれば、またもう一度これが絶対嫌だと思っている事をピックアップしてみましょう。その時、まぁこれはいっかと思えた内容は今後理解できない行動リストから外してみましょう。

一番嫌な要素がちゃんと取り除かれると、他は許せる様になったりもするので。

夫に相談しても直せないと言われたら?

もし、夫の理解できない部分について、直すのが難しいと言われたら、自分が選んだ「夫の理解できない行動や言動」を気にせずにいられる方法を見つけましょう。

例えば、次の日に予定があるのに二日酔いになるほど飲んで帰ってくる様であれば、飲み会の次の日の午前中は予定を入れない。夫が居なくても大丈夫な様に予定を調整する。

など、とにかく自分がストレスを感じない様に前もって手を打つ。そしてそれは旦那に何かしてもらうというよりは自分で解決できる方法でやってみるのが1番です。

特に性格や価値観に関連する内容の場合は特に相手に直してもらう事が難しいです。

ただ育った環境の違いで生まれた習慣は、長い時間をかけて形成されてる物ではあるものの、相手に直してもらえる可能性も高いです。

何もかも理解できないし、全ての言動、行動が嫌

という状態で、且つ、夫の良いところや、好きだった理由が思い出せない、また結婚した時の様に夫のことを想えないのであれば、かなりあなたの心は辛い状態になっています。

あなたの心がそんな状態になっている事は、夫が気がついてない可能性が高いので、一度冷静に自分の状況を夫に話してみましょう。

うまく話せないなと思ったら、カウセリングなど第三者を頼るのも方法の一つだと思います。

ストレングス・ファインダーを夫婦でやってみる

男女は分かり合えないもの

男女は脳の仕組みが違うのでしょうがない

なんていう事も一般的に良く言われていますが、そういった関連記事を読んで少しは納得できるものの、結局夫の理解できない部分が残ってしまい、すっきりしない事も多くあります。

また先程紹介した方法は中々根気のいる対処法、且つ、自分自身が、自分の本当の気持ちをちゃんと説明できるスキルも必要だったりします。

そこでオススメなのは「ストレングス・ファインダー」というものです。

実際に、我が家では夫婦でこの「ストレングス・ファインダー」をやることで、相手と自分の違いが明確になり、夫の行動や言動が理解できるようになりました。

▼ストレングスファインダー

1冊1,944円なので、夫婦二人で3,888円。約4,000円かかりますが、悩んでいる時間や、放置して離婚の危機を迎えるよりはマシだと思って思い切って払ってしまいましょう。

夫婦で昼に豪華なランチやバイキングに行く感覚で、相手のことを理解できるなら安いもんです。

  • 夫が理解できない、夫と分かり合えない状況から脱したい
  • もっと夫婦仲良く過ごしたい
  • 夫婦でこれからの二人の人生をちゃんと考えたい

という気持ちがあるようであれば、おすすめです。

今回は「ストレングス・ファインダー」とは何なのか?

そして夫婦で取り入れるメリットについて紹介していきたいと思います。

ストレングス・ファインダーとは?

「強みの心理学の父」と言われる故ドナルド・O・クリフトン率いるギャラップ社が40年にわたって行った研究を元に作られた「人の強み」を発見するツールです。

人々に共通する34の資質を177個の質問に答えることで、自身の強みを導き出してくれます。

34の資質ってなんだ?と思われるかもしれませんので、少し紹介すると、

34の資質はそれぞれ以下のような分類の資質が含まれています。

  • 実行力
  • 影響力
  • 人間関係構築力
  • 戦略的思考力

それぞれの要素から例をあげてみます。

実行力に分類される「公平性」

バランスを大切にする人。地位関係なく人々を平等に扱うことが重要だと思っている人。

影響力に分類される「社交性」

知らない人に出会い、人に自分のことを好きになってもらうのが大好き。人見知りをすることは殆ど無い人。

人間関係に分類される「共感性」

周囲の人々の感情を察することができて、まるで自分のことのように感じることが出来る人。

戦略的思考力に分類される「着想」

複雑にみえる内容を的確で簡単に説明できる人。また、みんなが解決出来ないことに対して新しい見方を見つけられる人。

自分にもありそう、周りの人はこの素質持ってそうだなーと思える感じのレベルで資質が分類されており、非常にわかりやすいです。

自分の強みがわからない、何をしたらいいのかわからない

など、就職に悩む時や、今後の人生を考えるうえで、自己分析をする際には活用したいツールです。

主にビジネスシーンで活用されることが多いようですが、今回私は良い夫婦関係を構築するために使用してみました

夫婦でやるメリットは?

友人夫婦から進められた当初、実は私は相手(夫)にだけストレングスファインダーをやってもらいました。

夫を理解するのが目的であったためです。

そして、実際に夫から結果を教えてもらったものの、

「ふーん」

「なるほどね、なんか言われてみればそうかも」

「思っていたのとだいたい一緒だな」

と、あまり興味が湧きませんでした。

というか、結構自分が夫に対して持っていたイメージとあまり違いがなかったからです。

わかったところで、どうしたらいいのか悩んでしまいました。

その結果を友人にしたら、

「あなたもやってみたら?自分のことを相手に理解してもらうのも大切だよ」

と言われ、はっとしました。

確かに、自分のことは自分がわかっているのでストレングス・ファインダーをやる必要は無いと思っていたのですが、

そもそも

「夫が理解できない」

と思うのと同時に

「自分も理解してもらえていない」

という不満がありました。

そこで、自分自身もストレングスファインダーをやってみたら

他人事だった夫の素質と自分の素質に共通点があるじゃないですか。

そうすると一気に話題が自分ごとになって、興味が湧き始めたのです。

以下に夫婦でストレングス・ファインダーをやるメリットをまとめてみました。

メリット1 お互いの事を説明しやすくなった

自分のことや、考え方、何故そんな行動をしたのかなど、ちゃんと他人に説明できる人ってなかなかいないと思います。

しかし、ストレングス・ファインダーをお互いでやることで、なぜ相手がそんな行動をするのか理解することができたり、また自分がよく取ってしまう行動について、理由を説明しやすくなりました

例えば、色の違う靴下を左右に履いてしまったり、携帯電話をどこに置いたかすぐに忘れてしまうような正確の夫なのに、料理をする時、部屋のレイアウトを考える時、旅行のプランを考える時など、やたら細かく調べ、計画し、妥協をしません。

なんで靴下の左右違いは気になならないのに、料理には細かいんだ?

と謎でしたが、夫の素質のトップ5に「最上思考」というものがあり、理解が出来ました。

平均的に仕上がるのはナンセンス。

平均以上、可能な限り自分が描く姿に近づける用に物事を進めようとする事が好きなようなのです。

また、自分で言うと、疲れてストレスが溜まれば溜まるほど、外部のイベントやセミナーに出かけて体を休めないという行動について、なぜ、家で休まないんだ?と夫から呆れられていましたが、私が持つ「社交性」が原因でした。

夫からするとわざわざ知らない人が居るような集まりに行って疲れないのか?と思われていたようですが、私の強みトップ5に入っている「社交性」が入っているとおり、人に合うことはストレスではなく、更にその人に好かれるように行動することで、ストレスを発散していたのです。

お互い「なんでそんなことするんだ?」という疑問に対して、自分の持っているトップ5の資質だけで結構説明が出来る事が増えました。

メリット2 ストレングス・ファインダーの結果理解が深まった

ストレングス・ファインダーの書籍の中には、身近な人と結果を共有して話すのが良いと書いてあります。

ストレングス・ファインダーの面白いところは、実際に同じ素質が存在していたとしても、個別の結果に書いてある解説は全然違ったりするのです。

根本的な素質が一緒なので、ここは確かに気が合う、共通する考え方だなと思っている部分もあれば、全く考え方のアプローチが違って、でもそれは相手の良さとして出ているなとか、そういったことを話すうちに、自分の素質の理解も深まっていきます。

社会人になると友人とゆっくり話す時間を作るのもなかなか出来ない、出来たとしても頻繁には会えないという制約がありますが、夫婦なら思いついたらすぐに話せる距離で、嫌でも毎日顔を合わせるわけです。

こんなに好条件な人いませんよね。

メリット3 二人の将来を考えるきっかけが出来た

我が家は夫婦ふたりともアラサーで、そこそこ大人だったので、自分のことは自分で。自分の将来は自分で考えるみたいなところがあったんですよね。

でも結構その自分の考える将来の姿って、明確に言葉にしにくかったり、イメージでしかなかったりして、わざわざ夫に言うものではないしと心に秘めたままにしてた所があったんです。

所が、ストレングス・ファインダーをした結果、自分の強みはもちろん、日々のストレスがどうして発生するのかも見えてきて、家族幸せになるのには、やっぱり強みを活かした仕事だったり、人々の関わりをすることが重要だという共通の認識を夫婦で持つことが出来ました。

将来の話って、中々普段話せなかったりしますが、こういった自己分析を夫婦で一緒にやると、自分に向いている生活の仕方、行動の仕方、仕事の仕方がわかって来て、自然と将来の話しになるんです。

まだ、二人でどんな将来にしたいかという結論は出せていませんが、日々の出来事や愚痴や子育ての話ばかりではなく、ちゃんと一緒に将来の話が出来るきっかけになった気がしています。

メリット4 無駄な喧嘩が減った

これまでのメリットを見ると納得ですが、とにかくストレングス・ファインダーをやってから、相手が理解出来るようになり、無駄な喧嘩やイラツキが減ったと感じます。

外の夫婦に聞いても、なんでこんなにボロボロになるまで仕事をするんだろう?と思っていたけど、相手の資質を見て納得したから、それいいらい注意すること辞めたとか、いつも夫婦感の話になると消極的というよりは全然自分の意見を言ってくれなかったけど、少しずつ言葉にしてくれるようになったとか。

とにかく、「理解できない」という、どうしようもない状況は脱することが出来たようです。

夫にストレングス・ファインダーを進める方法

元来男性というものは、「占い」の類のように、自分が何かのパターンで決めつけられたり、結果を共有されても「自分ごと」で考える共感性が女性より低いため、こういった診断ツールを嫌がる場合もあります。

また、素直に

「あなたの事がわからないから、やって欲しい」

とストレートに言われると、傷ついてしまう繊細なところもあったりするので、どうやって夫に進めようと悩む方へ、夫に進める方法をまとめてみました。

自分だけが明らかに相手に不満を持っているなら

夫は完全にのほほんとしてるけど、こっちは理解できなくて悩んでいるような場合は、夫は現状の夫婦関係に悩んでいない、もしくは深刻に考えていない状況です。

この場合、夫婦間の温度差は激しいので、一般的に進められている、一部のビジネス業界で流行っているという感じで進めてみましょう。

「大手IT企業とかで取り入れられている自己分析用のツールらしいんだけど、結構面白いらしいよ。一緒にやってみない?」

とか、切り出して見ましょう。

夫が何か仕事に行き詰まっているようであれば

これはものすごいチャンスです。ちょうど自分の働き方を見直したいと考えているはずなので、

「なんか最近働き方変えたいとか言ってたから、これプレゼント。自己分析するのにいいんだってー」

と本をプレゼントしてみましょう。

特にそれ以外の裏目的を勘ぐられることもなく、受け入れてくれること間違いないです。

お互い夫婦関係をどうにかしたいと思っているなら

それぞれ相手を理解できないと不満があって、それを説明するのも難しい、どこかカウンセリングを受けに行ってもいいかもしれないと思うのであれば、その前に一度やってみるといいですよ。

「こんな自己分析ツールがあるらしいんだけど、一緒にやってみない?夫婦でやると良いらしいよ」

と声をかけてみましょう。

いきなり、カウンセリング受けに行くのは精神的なハードルが高いので、安価で出来ることがあるなら、これからやってみない?と提案してみましょう。

まとめ

お互いの事を自分の言葉で自分を説明しようとしても、上手く説明できない、結局相手に伝わらないということも発生しやすいですが、「ストレングス・ファインダー」が共通言語になって、その今まで伝わらなかった部分を補填してくれます。

夫が理解できない

と思っていた部分を理解するきっかけにもなりますし、自分のことを相手にもっとよく理解してもらうことにも役立ちます。

夫婦なんて、つーかーで理解できるものじゃないです。

会話は絶対必要で、そこに共通の概念があると、一気に話しやすくなるなと本当に実感しています。

もし夫が理解できない、意味がわからない事が多いと感じている方は、一度夫婦でストレングス・ファインダーを試してみてくださいね。