友人や会社の同僚など、比較的近い存在の人に悪口を言われてるって知った時、あなたはどうしてますか。
今回はそんな時の対応方法をご紹介したいと思います。
以前知り合いのA子さんからこんな悩み相談がありました。
「仕事場に自分の悪口を言っている人がいて、人間不信になりそうだ。」
詳しく聞くと、A子さんの職場は女性中心でシフト制で勤務していた。
そこにはよく一緒になる同年代の同僚B子さんがいて、最近新しく配属されたA子さんに仕事の仕方をいろいろ教えてくれた。そしてある日、B子さんがこんな事を言ってきたと言います。
「実はね、あんまり大きい声で言えないんだけど、C子さんには気をつけたほうがいいと思うの。。。」
と切り出し、その後はC子さんの悪口を言ってきました。
A子さんはC子さんと仕事をした事がありましたが、そんなイメージが無く、
「そうかしら、そんな風には思わないけど、、、」
と同意せず、軽く話を流していました。
それから数週間後、何やら周りの同僚の態度がよそよそしくなってきました。
「なんだろう、、、」
と思っていた時、たまたま更衣室でB子さんがA子さんの悪口を他の同僚に言っているのを聞いてしまったというのです。
A子さんにとっては、配属されてから一番気にかけてくれたB子さんが、まさか自分の悪口を言っているとは思わず、それ以来職場に行くのも辛いし、何よりも信じていた人に裏切られ、他の同僚とも何を話していいのか、話してもまたどこかで悪口を言われるのではと不安になってしまったということでした。
そんな悩みを抱えているAさんに幾つかアドバイスしてみました。
あなたは悪くない
相談を受けた当初、A子さんは自分が悪かったのかと思っている所がありました。
悪口を言われた原因が自分にもあるのでは。。。そう思うのは仕方がありません。
もし何か自分に思い当たるフシがあるのであれば、それを直せるように努力するのは良いことだと思いますが、今回のようにその場に居ない人の悪口を言う人は、その人に問題がある場合が多いです。
(人が居ないときに悪口を言う人についてはまた別の機会で考察していきます)
むしろ、傷ついた自分を労ってあげてください。
あなたは悪くないのです。
距離を置く
例に上げたA子さんの場合はシフト制の仕事だったため、B子さんと顔を合わせないようにすることが出来ました。
どうしても顔を合わせることから逃れられないような環境であれば、
「ごめんねちょっとしばらく立て込んでて。。。」
と忙しいフリで避けたり、
「風邪を移すと悪いから」
体調が悪いフリをして避けるなどしてみてください。
プライベートな話はしない
会話をしなければいけない場合に気をつけたいのは、悪口に同意をしない、また、あなた自身のプライベートな話題(特に幸せな話題)はしないようにする。
その人にだけ話したつもりが悪口のネタにされる可能性が高いです。
例えば、
「●●さんってちょっとおかしいと思わない?」
と聞かれても
「え、ごめんなさい、今ちょっと考え事してて、質問なんでしたっけ?」
ととぼけてみたり、
「●●さんの彼ってどんな人?」
と聞かれても、
「全然普通の人ですよー、それより△△さんの彼はどんな方なんですか?」
と相手に切り返したりしてみてください。
思い切って話題を替えるのもいいです。
とにかく自分自身の事には触れられないようにしてみましょう。
今後の付き合い方を考える
上記の方法で少し相手と物理的、精神的に距離を置くことができたら、今後、どのように付き合っていきたいか考えてみてください。
距離を置いて改めて相手を見たときに、もうこれ以上関わりたくないと思うのであればそのまま距離を起き続けましょう。
もし、悪口のことは水に流して、今後も付き合っていきたいと思うなら、正直に自分の気持ちを打ち明けてみましょう。
その場合は、自分が思っている相手の良いところから伝える。自分の悪口を他で言っているのを聞いてしまった、それで傷ついた。
でもあなたの良いところを信じているのでこれからも仲良くしたいと伝えてみましょう。
それでも相手があなたの事を受け入れないというなら、きっぱり諦めましょう。
あなたがいろいろ我慢しなくても付き合える人には必ず巡り会えますので。
注意したいのは「傷つけられたから報復」するようなことはしない事。
それをやっても解決はしません。むしろ、あなたも「信頼できない人」と他の人から思われるきっかけを作りかねません。
どうしても耐えられないなら環境を変えよう
配属先の異動願いを出す、転職を考えるなど、自分から環境を変えてみてください。
悪いのはあっちなのに、、、と思うかもしれませんが、相手が劇的に変わってくれることはほとんどありません。自分で行動を起こしたほうが解決が早いです。
ちなみに、例にあげたA子さんに後日談を聞いたら、B子さんは結局他の部署に異動させられたようです。
(どうやらA子さんのような被害者が他にも居て、上司が適切な判断を下したようですね)
最後に
自分が悪口を言われていると気がついた時は、誰も信じられないかもしれません。それでもあなたをちゃんと評価してくれる人は居ますし、何よりも自分を信じてあげてくださいね。