仲の良い友人から、
私彼氏が出来たんだ!
結婚するんだ!
子供が出来たんだ!
と幸せな報告が来たのに、心からおめでとうと言えない、、、私って性格悪いんだろうかと悩んだ経験はありませんか。
実際私もそんな経験何度もありました。
「おめでとう!」
と口では言うものの、自分の気持ちを偽っている違和感で、友達の目を見てあげられなかったり。
今回はそんな友人の幸せを喜んであげられない時の心の整理術についてまとめます。
100%本気でお祝いを言えてる人はいない
と、思います。
そんな事言ったら反感がありそうですが。
でも大抵の人は、人の幸せは自分の幸せの二の次です。
もしあなたが自身悩みが無くて、今の自分に満足していて、幸せな状態で、心に余裕がある状態であれば、素直に人の幸せを喜べるのですが、なかなかそんな悟りのような境地に達するのは難しいですよね。
なので自分の性格が悪いのかなんて思う必要は無いのです。
なぜ喜べないのか
友人からされた幸せな報告内容に対して、自分の状態、状況と比較し、少なからずあなたが自分のほうが劣っている(不幸せだ)と感じてしまった結果
本心で喜べないという感情が生まれます。
これ自体がいけないことではありません。
そもそも、人間というのものは、何かを判断するときは何かとの比較でしか考えられません。
じゃぁ直感は?
と思うかもしれませんが、結局それは何かしら過去の経験値との比較が脳内で処理されて「直感」という感覚で現れているというだけのことです。
話を戻しましょう。
よって「喜べない」という感情は他の誰のでもなく、自分のことと比較して生まれている感情であって、自分の満足できていない部分を認識する瞬間でもあります。
幸せそうな友人とどんな自分を比較してしまったのか
友人の幸せな話を聞いて、素直に喜んで挙げられなかった自分は一体なにが一番イヤだったのか。
どんな自分と相手を比較してしまったのか掘りさげて整理してみましょう。
自分も同じ願いがあるのに叶えられていない
- 私も彼がほしいのに
- 私も結婚したいのに
- 私も子供がほしいのに
これまでは一緒に願って、互いに励まし合っていたはずなのに
相手がが先に叶えてしまうと、喜びはあるものの、叶えられていない自分にも目が行ってしまい複雑な心境になります。
自分の優先度がさがってしまう寂しさ
- 彼ができたらこれまでみたいに一緒に遊んでくれないかも
- 結婚したら会話の内容合わなくなるかも
- 子供が出来たら一緒に旅行に行ってくれなくなるな
普段から一緒に過ごす時間が多かった友人の場合は
彼や旦那、子供など自分より優先される存在が生まれ、これまで一緒に過ごせた時間が奪われるという思いから悲しい感情が生まれます。
自分の方が上だと思っていたかも
- 相手より自分の方がカワイイ(魅力的な)はずなのに
- なんとなく自分の方が先に結婚すると思っていたのに
- こっちのほうが早く結婚したのに先に子供ができたなんて
知らず知らずのうちに、友人である相手をマウンティングし、下に見ていた場合はこのような感情が生まれます。他の例に比べて、負の感情が強いので、もしあなたが初めて気がついたのであればショックを受けるかもしれませんね。
当てはまるものはありましたか?
自分の感情を整理することで相手の事を自分がどう思っていたのか。
そして自分は今何が満足できていない(不幸せ)と思っているかがわかってきます。
本当に自分は相手より不幸せなのか
ここまで自分の心を整理してみて、もう一度考えてみてください。
あなたは今不幸せなのでしょうか?
「彼が出来たから」「結婚出来たから」「子供が出来たから」=幸せ?
その部分だけで比較するとそうでない自分は不幸せに感じているだけではありませんか?
本心はどうでしょうか。
自分が幸せだと感じるところに目を向ける
自分が今の状態でも幸せと感じている部分があるか考えてみましょう。
「彼がほしいなとは自分も思っていたけど、でも実は1人で居るもの楽で好き。
1人は1人で気楽だな。」
「結婚したいと思っていたけど、実はなんとなく年齢的に周りから言われているせいもあったかも。まだ独身も楽しみたいし、結婚したい人が居たらでいいから焦らなくていいや。」
「子供は欲しいけど、授かりもの。子供が居なくても十分幸せだし、まだ夫婦の時間を楽しみたいな。」
など。
よくよく考えたら
自分もそこそこ今のままで幸せだ
と考えられると、友人の幸せが喜べなかった自分の負の感情は和らいできます。
それでも自分が不幸せだと思ったら、解決出来るよう最優先事項に
いろいろ感情を整理した結果、本当に自分が不幸せだと思うのであれば、その悩みはあなたにとって今一番優先しなくてはならない悩みの可能性が高いです。
そしてそれを叶えられれば幸せだと人に言えると確信するのであれば他のいろいろな事を諦めたとしてもその願いを叶えるために努力したほうが良いでしょう。
これも大切な気づきです。
最後に
自分の中に生まれる負の感情は悪いものではありません。
よくよく考えてみると、普段気が付かなかった自分の本当の気持ちに気づける機会でもあります。
「友達の幸せが喜べない」という感情は自分の素直な気持ちとして捉えて、自分を責めないようにしましょう。今回の心の整理手順を参考に、自分の幸せを考えてみてください。
あなたの心が少しでも軽くなることを願って。