「やりたい事が見つからない」から抜け出すたった1つの方法

「やりたい事」が見つからない。
世の中「やりたい事」があると幸せ、「やりたい事」がない人は不幸せな感じの風潮がある気がします。
 
成功しているスポーツ選手や、音楽家、実業家などを例にみると、
幼い頃からはっきりと夢や目標が決まっていて、それに対して努力し続けて結果を出している。
 
そしてそういった人たちはキラキラしてみえる。
人生の勝ち組に見えてしまう。
 

「やりたい事」が見つからない事が苦しい

やりたい事を見つけようとずっと探しているけど見つからず、なんだかずっと自分の人生に自身がない、ぽっかり空いた穴が埋まらない感覚ってありませんか。

例)

学生時代、受験で進学する学校を選ぶ時に考えはしたものの結局見つからない
そのまま大学まで進学
なんとかそれなりの会社に就職
社会人になって目の前のことに追われる
やりたい事なんて考える機会がなくなる
仕事にも慣れ、そこそこ仕事が出来るようになってくる
急に仕事が行き詰まり、、、考えることを辞めていた事が蘇る
 
——————————————
自分は何のために働いているのか
 
自分のやりたい事だっただろうか
 
そもそも自分のやりたい事って?
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結局、この「やりたい事」が見つからないという呪縛から逃れられない。
 
実際に私もそうでした。
 
「やりたい事」が見つからないと人生無駄に過ごしてしまうんじゃないか。
何か上手く行かない理由はすべてここにあるんじゃないか。
 
そう思って心が苦しくなる、日々の生活が楽しめないという事がよくありました。
 
そして、社会人になって、行き詰まった時に、この苦しさから抜け出せるたった一つの考え方に気がつきました。
 

「やりたい事」ではなく「あり方」を考える

 
冒頭にも伝えたとおり、成功者の多くは、将来なりたいもの、イメージがはっきりしていることが多いです。
 
例)
 
「オリンピックに出たい」
「プロのサッカー選手になりたい」
「将来漫画家になりたい」
「社長になりたい」
 
実際、この夢に向かって、諦めず、具体的に何をすべきなのか、行動し続けられた人は
 
「夢を叶えられている」
 
ことが多いと思います。
 
つまり、それは、諦めず、行動し続ければ、夢は必ず叶えられるということでもありますが、
この、ずっと思い続けられる「夢」を持つのが難しい
 
 
成長とともに興味の方向性が変わったり、
やってみたけど、上手くいかない
「自分には向いていない」と感じてしまう。
 
そもそも、何かにあまり執着できない
熱中出来るものが無い
 
なんてこともあります。
 
 
でもそれって具体的な「何か」を決めなくては。
考えなくてはと思っているからだとは思いませんか?
 
 
やりたい「事」=「何か」を決めるのではなく、
自分が「どうありたいか」を決めてしまえば、
 
 
「何か」は途中で変わってもいい
一つに絞る必要もない
 
 
これって素敵じゃないですか。
 

自分の「あり方」を見つけるには

 
やりたい事ではなく「どうありたいか」を決めれば良いと言われても、ぱっと思いつかない人もいるかと思います。
 
たとえば私の場合の「あり方」は以下です。
 
「自分に会った人、自分と何かしらで関わった人が全員、少しでもいいのでプラス感情になること、なってもらうこと」
 
 
漠然だなーと思いますよね?
 
でもこのくらいでいいのです。
 
「あり方」が決まったら、仕事、プライベート全ての行動は上記の考え方を基準にして行動します。
毎日無理なく実践できて、充実感が得られますし、何か悩み事にぶち当たっても、
本来どうありたいかというところはブレないので比較的早く解決できます。
 
 
このあり方を見つけるには少し努力が必要ですので、ポイントを紹介したいと思います。
 
 
・自分の人生を振り返る
 
 今まで自分の人生に起きたことを箇条書きにしていきます。
 覚えているもの中心で良いですが、話す機会があれば兄弟や両親などにも聞いて付け加えても良いです
 実際に起きたこと(事実)とそれに対して、自分がとった行動、感情を書き出します
 
・なりたいイメージを書き出す
 
 最低50個位は出してみてください
 「死ぬ時は孫に囲まれて死にたい」
 「海外に住みたい」
 「朝からゆっくりコーヒーを飲んでから会社行きたい」
 「たくさんの人に会ってみたい」
 
  など、とにかく思いつく限り絞り出してみてください。
 
 また、なりたいイメージを出し切ったら、「これは嫌だ」ということも出してみてください。
 
 
これらをやる事で、自分の喜びの傾向に気づいたり、出来れば避けて通りたいこと、やりたくないことも整理出来ます。
 
この中で、気になった感情や行動、出来事をピクアップしていくと、自分の考えや行動の傾向が見えてきます。
特に自分にとって喜びや楽しさを感じるようなものがあれば、それを自分の「あり方」として
一言にまとめてみてください。
 
喜びや楽しさがあまりないなと言うことであれば、まだ単純に自分が気づけてないだけかも知れないので、これは嫌だ、絶対に避けないなという事でいったん「あり方」を作ってみても良いと思います。
 
1回だけでは納得の行く「あり方」に気づけない場合も多いので、半年や1年に1回など、定期的にやってみてください。親しい友人や彼氏、家族などに宣言して、反応を見てみるのもよいでしょう。
 
また、一度言葉にしたものは忘れず、紙などに書いていつも見えるところに貼る、もしくは携帯などいつでも見れるところに置いておいて、その言葉をにそって、行動を起こしていってみてください。
 
「あり方」がブレない状態であれば、何をするにも判断が早くなり、自分にとってベストな選択が出来るようになっていきますよ。
 

まとめ

小さい頃「将来何になりたいの」と聞かれることが多いです。
聞いている大人は単純に将来有望な子どもたちの声を聞いてみているだけかも知れませんが
この頃から何か「夢」は持たなくてはならない。
「やりたい事」を見つけ無くてはならないという考えがすり込まれているのかもなとも思います。
 
確かに長い人生、生きている意味がわからない状態で生き続けるのは大変です。
大人もその事がわかっているから、子どもたちに言わずにはいられないのでしょう。
 
「やりたい事」をみつけなさい。
 
と。
見つけられたなら、それはそれで幸せ。
見つけられなくても、大丈夫。自分の「あり方」を見つければいいのです。