可愛いだけで済まないのが子育て。
本当はいつも笑顔で対応したいものの、イライラ子供にあたってしまって、後悔。
もうイライラしたくないけど、どうしたらよいかわからないと思っているならば、一度イライラの原因を整理してみるといいかもしれません。
今回は子育てのイライラを防ぐために、私がいつもやっているイライラの原因の整理と対策をご紹介したいと思います。
子供にイライラする原因を整理してみよう
自分が子供に対してイライラする時の主な原因が何なのか、一度に整理することは難しくても、イライラしてしまった時に必ず状況や自分の体調などをメモするようにすると、自分のイライラポイントが整理できてきます。
今回子供に対するイライラの原因について代表的なものをあげてみますので、もし今手元に記録がなくとも、思い当たるものがあれば、そのイライラ原因をもとに整理をすすめ対策してみてください。
自分の思う通りならない
- ご飯を食べてほしくても食べてくれない
- 早く寝て欲しいのに寝てくれない
- 出かけたいのに服を着替えるのを嫌がる
- おもちゃをお片付けしてほしいのにしてくれない
- まっすぐ家に帰りたいのに寄り道して帰ってくれない
など、例をあげればきりが無いですよね。
これらは全て「●●だったらいいのに」という理想像があって、それに反する言動を子供がするとイライラするパターンです。
上記にあげたことは、生活の中でこうなって欲しいという理想があるパターンですが、
- 英語を話せるようになって欲しい
- 勉強が好きになって欲しい
- 明るい子になって欲しい
など、子供への愛情から、こんな子に育って欲しいという期待もイライラの原因になったりします。
子供に期待する気持ちを持つのが駄目というより、絶対こうでなくてはならいというように思ってしまうと、期待から外れた時に気持ちのやり場がなくなり、イライラしてしまうという事になってしまいます。
自分のタスクが増える
このパターンは、子供の行動が原因となって、余計なタスクが増えると予測される場合に、イライラが出てしまうパターンです。
服を汚す →手洗いしなきゃ落ちなさそう
食べこぼす →床を掃除しなくちゃいけない
部屋を散らかす →片付けをしなくちゃいけない
など、一つだけならまだしも、一日に何度も、または、いろいろ別のことが組み合わったりして、それに合わせて自分がやらなければいけないタスクが増えていくので、「もうやめて!」と怒りがこみ上げてきます。
周りの目が気になる
周りと比べすぎて、同じように出来ない事や、違う行動をする自分の子供にイライラしてしまうのがこのタイプです。
- 一般的に言われてる成長段階に沿わない
- 同じクラスの子と比べて出来ないことがある
人と違ってしまっていることに対して、
なぜうちの子だけ?
と、思いなんとかしよう、なんとかしてあげなきゃと思うものの、上手くいかず、最終的に子供に対して「どうして出来ないの!」とあたってしまいます。
自分の好きな事が出来ない
子供が生活の中心になるので仕方がないと、好きな事を諦めていると、知らずにストレスを溜めていて、ちょっとした事でイライラするようになってしまいます。
- 今は手のかかる時期だからしょうがない
- 子供の為だからしょうがない
と頭では割り切ってるつもりで
頑張ってしまってる場合は要注意。
自分がストレスを溜めている事に気がつかなかったり、見て見ぬ振りをしてしまっているかもしれません。
自分の時間がない
子育てはとにかく毎日タスクが多いです。
特に子供の年齢が低く、手がかかる時期は何をするにも親の補助が必要ですし、それ以外に家事もしなければならない。
子供が寝ている間が唯一自分の時間だというのに、子供に邪魔されないこの時間にまた別の家事をしてしまって、気がつけばもう寝る時間。
起きている間はずっと気を張りつめたままになります。
それが小さなストレスとなって、蓄積し、イライラの原因となります。
疲れてる
子育てにかかわらず人は疲れが溜まるとイライラします。
こまめにケアしておかないと、体の疲れが心の疲れになってしまい、ちょっとした子供の行動ですぐにイライラしてしまう様になってしまいます。
大変でも子供がカワイイと思うと、精神的には満たされて、大丈夫、まだ頑張れると思って頑張っていませんか。
そう思って頑張り続けている人は要注意。
自分の体の悲鳴に気が付いてないかもしれません。
これ以上子供にイライラしないために
自分のイライラするポイント整理できてきたら、それに対応する対策をやっていきましょう。
子供を尊重する気持ちを持つ
子供が思う通りにならなくてイライラしているのであれば子供を尊重する気持ちを持ってみることがおすすめです。
子供は自分で出来ないことも多いので、親の自分がなんとかしなくちゃ!と思うことは悪くはないのですが、子供は子供なりにいろいろ考えて行動しているわけです。
大人から見たら意味がわからなかったり、非効率に思えることも、子供なりの何か考えや気持ちがあるんだと思って、子供の気持ちによりそってみましょう。
これが正しい、こうして欲しいと強制してしまうと、思う通りになるどころか余計に子供が反発し、更にイライラしてしまう原因が発生してしまいます。
大人だって、人からあれこれ指示をされたり、正論ばかりぶつけられると、「私の気持ちも知らないで!」「全然わかってない!」と嫌な気持ちになることがあります。
子供も一緒なんです。
ときには子供に失敗させることも大切な経験です。
色々経験が足りない分、親が補助してあげなくてはならない部分はもちろん多いのですが、子供だけど、1人の人間として尊重してあげる気持ちを持ってみましょう。
予測できる行動は予め対策を打つ
子供の行動で増えるタスクにイライラしているのであれば、予め対策してしまえば良いのです。
子供の行動って予測つかないことも多いですが、自分がイライラする行動って頻繁に起きている行動が多いので、そこに絞って対応していけばいいのです。
例えば、
- 服を汚されるのが嫌なら、汚れてもいい服を作る、汚れが落ちないようなら捨ててしまっても良い用に安価なものや古着を活用してみる
- 食べこぼしの後の片付けが嫌なら、新聞紙を敷くなどで掃除が少しでも楽になるようにする
- 部屋を散らかされるのが嫌なら、お片付けも遊びにして、子供が一緒に片付けてくれるようにする、もしくは散らかされてもいいスペースを作る
など。
子供の行動を制御するというより、そうなってもいいように対応しておくと、精神的な余裕がでてきます。
自分の好きなことは諦めない
好きなことが出来くてストレスが溜まっているのであれば、好きなことを諦めなければいいのです。
とはいえ、そう簡単に出来ないので、
- ちょっとした時間で出来ることを探す(完璧にやろうとはしない)
- 子供がこのくらいまでに成長したらやろう(今は出来なくても、再開のタイミングを決める)
と考えてみませんか。
全くやらないよりは少しでも出来れば以外と気が済んだり、未来へ楽しみをとっておくと思えば、「出来ない、犠牲にした」という感覚がなくなり、心も軽くなります。
子供の個性を大切にする
周りの目がきになってイライラしているようであれば、少し考え方を変えてみましょう。
何かが出来ない=駄目なこと
と考えるのではなく、それも子供の個性として捉えて、周りと比べることはしないようにし、
- 子供が出来ること
- 生き生きとやっていること
に目を向けて、そこを褒めるようにしてみましょう。
子供はそれに答えるようにきっとのびのび好きなことに集中するようになりますし、
その良い個性が伸びていけば、駄目だと思っていた部分が気にならなくなってきたりします。
完璧な人間はいません。良い面も悪い面も合って当たり前。
子供の個性のどの部分を大切にしてあげるかで、自分の心にも平穏がやってきます。
※もちろん、子供の行動で他人を傷付けたり、迷惑をかけそうであれば、「これも個性だ」と受け流さず、注意してあげてくださいね
1人で頑張らない。自由時間を捻出する
自分の時間が無いと思ってイライラしているようであれば、作ればいいのです。
とはいえ、子育てしながらそういった時間を作るのは大変です。
でも、いきなり何時間というわけでもなく最初は10分でも20分でもいいから捻出出来るところがないか、予定を見直してみましょう。
毎日が難しければ、週に数回でもいいですし、どうしても捻出できる枠がなければ、この日はやらないっていうタスクをつくって、その時間を自由時間にしてしまえばいいわけです。
頼れる家族が居るようであれば、子供の面倒を見てもらって、少し外にでるのでもいいですし、別の部屋で過ごすのもいいでしょう。
家族に頼るのが難しければ、外部のシッターサービスを利用してもいいのです。
自分の時間を作るのにお金をかけるのも、、、と思う方もいるかもしれませんが、イライラして家族が悪い雰囲気になるよりは、自分の時間のためにお金を使うことも子育てにかかる費用、大切な投資と思えばいいのです。
休む日も予定に入れる
疲れてイライラしているだけなのであれば、休みましょう。
体を休めるだけで解消しないのであれば、マッサージや整体、鍼など外部のサービスを利用して体のメンテナンスをしましょう。
子供が居るとなかなかそんな時間も作れないのであれば、外部のサービスを利用して数時間でもいいので預かってもらったり、仕事をしている人であれば、たまには子供のためだけじゃなく、自分のためにお休みをとるのも大切です。
まとめ
子供の事、自分の事、バランス良く考えられたら良いですね。
手がかかる時期はどうしようもない時もありますが、イライラする主要な原因が何処なのか自分自身で理解できていると客観性が生まれて、適切な対応が都度出来るようになってきますよ。最初は上手く行かなくても継続してみてくださいね。